歯医者の設計で成功する5つのポイント

こんにちは！湘南クリニックデザインの鈴木です。歯科クリニックの設計についてお悩みの方も多いのではないでしょうか。この記事では、「歯医者の設計で成功する5つのポイント」について詳しく解説します。この内容を参考にすることで、理想の歯医者を作り上げる手助けになるはずです。この記事は、設計に携わる方や、歯医者を新規開業しようと考えている方に特におすすめです。ぜひ最後までご覧ください。

土足かスリッパかを決める

歯医者の設計でまず考えるべきは、「土足にするか」「スリッパに履き替えるか」です。土足の場合、広い玄関が不要で動線もスムーズになります。一方、スリッパに履き替えると院内を清潔に保てますが、スリッパをしまう下駄箱などの設置が必要です。

診療時の動線をスムーズにする

患者様が歯医者に来る主な目的は治療です。そのため、スムーズに診療を受けられる動線設計が重要です。患者様とスタッフの動線を分ける「動線分離」タイプと、動線が同じ「セミオープン」タイプがあります。動線分離では患者様とスタッフがぶつかる心配はなくなりますが、広いスペースが必要です。セミオープンは省スペースですが、治療時に患者様に様々な場面を見られる可能性があります。

待合室のサイズを考える

待合室は多くの患者様が利用する場所です。適度な広さが必要ですが、広い待合室が難しい場合は、院内を土足にすることも検討できます。また、完全予約制を取り入れ、一度に待合室に入る人数を減らす方法もあります。待合室の設計段階で診察室へのドアの必要性も確認しましょう。

診察室はプライバシー確保を心掛ける

診察室では患者様のプライバシーを守ることが大切です。個室やパーティションで区切られた診察室が理想的ですが、工事費用が高くなることも考慮しましょう。歯医者のコンセプトに合わせて、どのような診察室にするかを早めに考えておくことが重要です。

患者様が快適に過ごせる空間を作る

一番重要なのは、患者様が快適に過ごせる空間を作ることです。待合室、診察室、玄関や受付が利用しやすいかどうかを常に考えましょう。患者様の目線に立つことで、多くの方に愛される歯医者が設計できます。

歯医者の設計にかかる費用

歯医者の設計には費用がかかります。デザイン費は工事費の10〜15％程度が一般的ですが、デザイン会社によって異なります。また、歯医者は電気や水道設備、治療ユニットの設置が必要なため、費用が高額になることが多いです。費用を抑える方法として、内装のダウングレードや設備の見直し、デザイン会社と設計会社を同じにする方法があります。ただし、節約し過ぎると患者様の満足度が下がる可能性があるため、慎重に検討しましょう。